皆さん、こんにちはQとJennyです。
訪問ありがとうございます。
お元気ですか?
今日は、オーストラリアに長く住んでいるので、斬っても切り離せない、人種差別についてお話ししたいと思います。
この記事を読むと
この記事の信頼性
こんな人にこの記事を読んでもらいたい。
コロナウイルスのニュースが、世界でバンバン流れていて、その最中の数ヶ月前ですが、アメリカの白人警察官が、黒人男性を死なせてしまうという21世紀の出来事とは考え難いことが、なんと動画として一部始終残っていて全世界規模でニュースとして流れていました。
やばいくらい恐ろしいニュースですし、逆に黒人警官が白人にそんなことをするのか?
しません!
アジア人警察官が白人にそんなことをするのか?
聞いたことがありません。
以前からこういった黒人に対しての差別的なニュースはありました。しかし今回のは動画から分かる通り、行き過ぎだと言えるものだと思います。
このようなことがあり、アメリカから始まったBLM運動が世界各国に飛び火しました。もちろんその数日後、オーストラリアでも同じ事が起きています。暴動とまではいかなかったですが、シティーで大規模なデモ行進が数回ありました。
プロテニスプレーヤーの大阪なおみ選手は、自身の着用していたマスクにお亡くなりになった黒人の名前を入れて会場に向かいました。
これには賛否がありましたが、影響力のある人が、風化させないためにもこのような訴えは、僕個人としては賛成しています。
とても勇気がいることで立派だと思います。
オーストラリアも、なかなかやばい系ですね。
さらには、ヨーロッパ各国でも黒人差別、他の人種差別にもつながる運動となって広がっています。
基本的に。。。。。。。差別が起こるのは。。。。言い方は悪いですが白人がいるところに起こる光景があるような。。。。。
そういう流れもありそうですが。。。。。
そんなことはないです。人種差別なんてあらゆるところにあります。
実は、日本だって他人事ではないです。
今や日本は働いてくれる若者が足りません。コンビニでも20年前は考えもしませんでしたが、今や重要な働き手として中国人、韓国人、ベトナム人の店員の方がすごく頑張っています。
自分を美化するつもりは全くないのですが、僕がオーストラリアに住んでいるから思ってしまうことがあるんです。それは、海外からの出稼ぎの人や留学生を見て『頑張れーーー!!!』って思っちゃうんです。
それは多分、僕がオーストラリア生活を大学生から始めて、現地で言葉も文化も違うので戸惑ったりもしたので、日本に一時帰国した時にふとコンビニに入って店員さんが海外からの人だったりすると自分の事と照らし合わせてしまいます。
海外で、母国語とは違う言葉を使って普通に現地のお店で働くって並大抵のことじゃないんです。ある程度正確な発音だってめちゃくちゃ難しいです。それができるって実はめちゃくちゃ優秀な子達で、できる子なんです。その大変さがなんとなく分かるんで『頑張れーーー!!!』って思っちゃいます。
もしこの感情になる、僕に共感してくれる人がいたら嬉しいです。
しかーーーーーーーし。。。。。。。
若者の労働減少に伴い、『外国人技能実習』と題して移民を入れると言う政策が進んでいます。実際には外国人労働者に対する待遇はとても粗悪なもので、賃金も日本人と比べたら格段に少なく、差別発言や行為などが社会問題化してきて明るみになってきています。
もし自分が海外の就職先で同じことをされたらどうですか?
残念ですが、これは差別と言えると思います。
中国人の爆買いを差別的な角度から報道するのを見たりしますが、小さいですが中国人への差別にあたるのかもしれません。
爆買いが悪いわけでもないです。コロナウイルスで、中国人観光客が来なくなってすっかり暇になってしまった商売もあるので、彼らの文化の違いから来る多少のマナーの違いがあるものの、中国人にはめちゃくちゃお世話になっています。
オーストラリアは、移民の国なので、僕はその国に住んでいるからこそ分かるのですが、移民を受け入れると言うことは、そのための受け皿を大きくしておかないといけないのです。医療、福祉、保険、労働、教育などの設備が国民とは別に移民に対して、受け皿が出来上がっていないうちから受け入れると混乱が起きてしまいます。まさに日本はこの受け皿の問題が発生しているんじゃないかと思います。
ごめんなさい。。。少し話が外れてしまいました。。。(ぺこり)
僕はIT関係の仕事をしているのですが、年に何回か海外に出張します。その時に聞かれることがあるんです。それは『オーストラリア人は人種差別的だけど大丈夫?』と聞かれることがあります。
そしてネットでは。。。。。。。。
『オーストラリアは何気に人種差別が激しい!』
という記事を見ることがあります。
僕が18年メルボルンに住んで実際に感じる、その辺に転がっているような人種差別の中で、体験したこと、感じたこと、思うことをシェアしていこうと思います。
人間が生きている中で、差別を敏感に感じる人や感じない人。小さいものも入れたら結構な種類が存在するんだろうと思います。
セクシャルハラスメントのように、相手が敏感に受け取る、何も感じなくスルーするみたいな感覚が人種差別にはあるのかもしれないです。
基本的に差別は、人種差別(Racism)と 性差別(Sexism)の2種類が代表的なもので、全てはこの2つから派生したものだと思います。
人種差別(Racism)
人種的な偏見によって、一定の人種を差別する。人種は主に皮膚の色や一定数の民族、種族的出身に基づいて区別し排除しようとする動きや制限。
性差別(Sexism)
平等に反した性別に基づく社会的な差別のこと。女性差別、男性差別があり、特に昨今は、性的少数者に対する不利益も大きな問題も性差別の一つである。
性差別で一番、問題になるのは「社会的な性別」ジェンダーや性役割を理由とした差別についてであり、そのため性差別解消の手段の一つとして『ジェンダーフリー』という言葉が声高に叫ばれている。
貧富の差
能力的な優劣の差
身体的な障害や精神障害
階級や身分の差、
などなど。。。。。。
残念ですが、現代社会にはこれらの偏見、差別がたくさん残っています。
一昔前なら、新聞を読む。テレビ観る。ラジオを聴く。大体がこの3つで、自分がニュースを知りたくてテレビやラジオに情報を迎えにいく感じでしたが、今はインターネットの発達によって24時間いつでも最新情報を耳や目にすることになります。むしろ知らなくても良いニュースも目にするくらい情報過多です。
その情報の中で、自分にとって違和感のあるものが脳裏に蓄積されている状況かもしれません。
その自分にとっての違和感が、一方向の情報によってある意味、洗脳的な刷り込みで作られてしまったりもします。
それを利用し巨大な規模になっていきます。
例えば。。。。。
ISIS=イスラム教=テロリストと思っていませんか?
いやいや完全に別物ですよ。
この勘違いは、神聖なイスラム教徒が可哀想過ぎます。
ISISによるテロ行為、イスラム教過激派など、ニュースで勝手に切り取って情報が先走ってしまい、実際には何にも害のないイスラム教徒までもが差別の対象になってしまっています。
そして近年になって、人種差別の塊であるトランプ大統領やオーストラリアのリベラル党(現政権)などの白人至上主義が注目される。これらは、それぞれの国民から一定数の指示を受けています。その背景には、ニュースなどの極端な情報過多があります。
以前、アメリカのトランプ大統領の政策で、イスラム教系の国からの入国制限がありました。のちに、アメリカの最高裁の決定によって廃止になりましたが、そういう思想があるということ自体が残念で狂っています。
偏見や差別は、人間の根底にある意識や歪みであり、それを簡単になくすことはできません。しかしできないと言い切ってはいけません。仮に簡単になくすことはできなくても、それを抑制することに努めたり、長い時間をかけて解消していくことは可能であると信じたいです。
なぜなら、歪みや偏見は、もともと心の中に持っているものではありません。それらは生きてきた家庭環境、学校教育によって徐々に形成されるものです。
それはまだ思考が柔軟な子どもの時期に形成されやすく、それに付随して大人の価値感などにより偏見を持ち続けるということです。
大人になってから、価値感など潜在的にある意識を変えることはかなり難しいです。偏見や差別を口に出し、行動で示してしまえば、それらがあっという間に相手を傷つけることになり、差別になります。
差別や偏見を自分自身で抑制する他はないのです。
その自主規制による差別や偏見の重要性は、次の世代となる子どもたちに偏見を抱かせないための教育としてとても重要です。
グローバル社会というのは、色々な面において様々な人種や文化と関わるということです。そんな中で偏見を持ち、人種差別を行えば、全く分かりあうことはできずに、あっという間に現代社会から取り残されて、ビジネスチャンスも逃してしまうでしょう。
重要なのは、大人が偏見に対して向き合い、考え、次世代の子どもたちに偏見を持たない環境と教育を、そして差別をしない世界を築くよう訴えかけていかなければいけません。
世の中で、思想は人によって違い、様々なので偏見が生まれてしまうことは仕方がないと言えるのかもしれません。でもそれを相手にぶつけることはいけません。強い自主規制により、差別を行わないよう心がけることが重要です。
ある一定の情報に流されて、お互いのことをよく理解できていないうちは偏見を持ってしまいます。
情報に流されずに、直接相手とコミュニケーションを取ることで理解することが大切です。
日本は島国で、実は気がつかないだけで、多くの人種の方達が永住権を持っていたり、帰化を選んで日本に住んでいます。僕もそうです。オーストラリアを選んで、オーストラリアに住んでいます。ようは移民です。
日本の場合、オーストラリアと違い、どこか単一民族主義で一つの文化に統一しようとする傾向があります。もうこのグローバルな現代社会では、そういうところも変えていかないといけないかもしれません。もっと違う文化を取り入れても損はないです。逆に自分の文化がもっと好きになるはずです。
『ヘイトスピーチ』などもニュースで観ることがあります。これは『人種差別』とお叱りを受けても仕方がありません。
移民の多い国、オーストラリア、カナダ、アメリカやヨーロッパなどでは、人種差別が起こりやすいのと同時、人種差別に対してはものすごくシビアです。
些細な人種差別の言動が、人権無視や名誉毀損などで訴えられたりする例も特別ではないです。
実は、会社の僕のデスクの隣の同僚がゲイ君なんです。
会社では、性差別もなく彼も会社の同僚ととても仲良くやっています。
隣に座っているからよく分かるのですが、彼はとっても真面目で良いやつです。
仕事をしていて、彼が隣で良かったと思うこともたくさんあります。
仮に僕が、あんな良い奴に対して、性的マイノリティーだって差別していたら人生もったいなくないですか?
差別、偏見は人のことをどうこういう前に、もう一度、自分の身近なところから見つめ直したほうがいいですよね。
今日の記事が、少しでも皆さんの生活の役にたったり、面白かったと思ってもらえたら嬉しいです。
明日も1日頑張りましょう
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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ではでは
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